2012年1月31日火曜日

GSシリーズの進化を車両で確認してみた


ドイツのバイク雑誌MOTORRADにて歴代GSシリーズを比較するという記事(リンク先ドイツ語です)がありました。画像で確認するだけでも、その進化の具合がよくわかって楽しかったのでご紹介したいと思います。

比べる車両はこの4台。

先ずは、ここからGSシリーズの歴史が始まったR80G/S

OHV車両の中でも人気の高い、R100GS

6速変速にABSも装備したR1150GS

そして、最後は現行車両のR1200GS


最初は、メーターパネルから比べてみましょう。


R80G/Sは速度メーターに各表示灯といった非常にシンプルな構成。


R100GSになると、タコメーター(時計はオプション)が付属されたようです。


R1150GSになると、時計がデジタルになり、ガソリンメーターと油温計がつくようになりました。


そしてR1200GSは、デジタルパネルを搭載し情報を表示するようになってます。
メーターパネル1つだけでも、GSの進化といいますか、時代の進歩っていうのがよくわかりますね。


次はエンジンを比べてみます。


R80G/Sは基本エンジンにキャブレーターがついた簡単な構成。


R100GSもシリンダーヘッドの形状が異なる以外は基本的にはR80G/Sと同じですね。


R1150GS、正確にはR1100系統からはいわゆる4バルブヘッドのニューボクサーツインR259エンジンを搭載し、燃料供給がインジェクションとなりました。
R80G/S、R100GSにはあったキックペダルもなくなっています。


そして現行のR1200GS。エンジンもDOHC化され低速域から高速域までどのレンジでも仕事をこなすエンジン特性を得ています。


続いて、フロントタイヤ周辺。



フロントフォークには反射板がつき、ブレーキディスクはシングルでホイールはスポークホイールなのでチューブタイヤという構成ですね。


R100GSになるとホイールがチューブレスタイヤを装着可能にするクロススポークに変更されました。


R1150GSでは、ダブルディスクブレーキとなり、テレレバーを採用したためホイール径も21インチから19インチに変更となりました。


R1200GSではホイールがキャストホイールが標準装備となりました。


最後にリアホイール周辺を比較。



R80G/Sではドラムブレーキを採用し、片持ちのスイングアーム『モノレバー』を初めて装備しています。


R100GSになると、BMWの車両で初めてパラレバーが採用され、R80G/Sと比べても重量感が出ています。


R1150GSになると、ドラムブレーキからディスクブレーキに変更されました。


R1200GSになるとパラレバーの位置がシャフトドライブの上側に、シャフトドライブケースのデザインも変更となりました。


いかがでしたか? 写真で見比べるだけでもGSがいかに進歩していったかがわかりますね。
他のメーカーの車両でもこんな感じで見比べていったら面白いかもしれませんね。





Share on Tumblr